2014.01.30
東日本大震災から今日で9年になります。
9年をあっという間に感じる方もいれば、「まだ9年」と長く感じる方もいると思います。
皆さんは、この9年をどのように感じているでしょうか。
被災地の、災害公営住宅などの住まいがもうすぐ100%完成に近づき、インフラもほぼ整ってきました。
この復興の姿を世界にアピールをする機会とも言われている、
東京2020オリンピック・パラリンピックがもうすぐ開幕です。
今月からスタート予定の聖火リレーは、福島県からスタートし世界が注目します。
一方、被災した皆さんの心は、まだまだ元に戻ったとは言えない状況です。
東日本大震災や東京電力福島第一原発事故で被災し、
災害公営住宅に住む岩手、宮城、福島の被災者を対象に、共同通信が実施したアンケートでは、
「生活再建が順調ではない」と感じている人が半数を超えました。
その理由は、「今の住まいや地域になじめない」が最も多く、
中には、「震災の記憶が頭から離れない」という声もありました。
ハタチ基金では、「2011年に震災が起きた年に生まれた赤ちゃんが、無事ハタチを迎えるまで継続的に子どもたちを支援する」というコンセプトを元に、今も変わらず東北で活動を続けています。
ハタチ基金の助成団体の一つ、コラボ・スクール女川向学館で、毎日勉強をしている子ども達からのメッセージが届きました。
震災直後は、気持ちが不安定になったり、落ち着かず勉強どころではなかった子ども達。
少しずつ、将来の夢について語れるようになったり、目標を持って取り組むことができるようになってきました。
そんな子ども達の思いが詰まった動画となっています。
コラボ・スクールを始めとするハタチ基金の活動は、皆さんからのご寄付によって継続できています。
震災のこと、被災した子ども達のことを忘れずに、一緒に支えてくださる皆さん、本当にありがとうございます。
そして、今後も継続して子ども達を支えていくためには、皆さんのご寄付がまだまだ必要です。どうぞよろしくお願いいたします。
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