2018年度ハタチ基金助成事業決定のご報告
5月1日〜5月31日までの1か月間募集を行い、選考委員会での審査により、2018年度は、下記5事業に助成を行うこととなりました。
皆さんのご支援により、東北の子ども支援団体の活動を支える助成を実施できますこと、心より御礼申し上げます。支援団体の活動の様子や成果は、活動報告書の他、メールマガジンやWEBサイトなどを通じてお届けいたします。
【保育ソーシャルワーカー設置等】
(運営)認定特定非営利活動法人フローレンス
(活動地域)宮城県仙台市
(活動内容)運営保育園に保育ソーシャルワーカーを設置し、震災を経て様々な経済的・精神的課題を抱える親子に対し、継続的に支援するしくみづくりを行う。また、罹災家庭の無償受け入れ、特別養子縁組事業に取り組む。
【スタディクーポン提供事業】
(運営)公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン
(活動地域)岩手県、宮城県、福島県 ※全国に避難している児童生徒含む
(活動内容)東日本大震災で被災し、貧困状態にある子どもに対し、学習塾や習い事などの学校外教育機関で利用できるスタディクーポンを提供し、放課後の教育格差の解消を図り、東北の復興を担う人材を育成する。
【みなみそうまラーニングセンター】
(運営)特定非営利活動法人トイボックス
(活動地域)福島県南相馬市
(活動内容)発達障害等の課題を持つ子どもたちの支援施設「みなみそうまラーニングセンター」を、公設民営の学童保育と放課後デイサービスの複合施設に発展させ、課題を抱える児童とそうでない児童が分け隔てなく生活していける環境を整える。
【貧困連鎖予防事業等】
(運営)特定非営利活動法人キッズドア
(活動場所)宮城県仙台市・南三陸町
(活動内容)直接的・間接的震災の影響を受けた世帯、及び経済的に困窮している世帯の中高生とその保護者を対象に、学習支援を伴った居場所や経済教育などを提供することで貧困の連鎖を予防していく。
【コラボ・スクール】
(運営)認定特定非営利活動法人カタリバ
(活動地域)宮城県女川町、岩手県大槌町、福島県(双葉郡)広野町
(活動内容)宮城県女川町、岩手県大槌町、福島県広野町において、子ども達が「意欲と創造性を持ち、未来を創り出す力を育む」ことを目的に、子どもたちのニーズに合わせた放課後の居場所提供や学習支援、キャリア教育支援を行う。
▼ハタチ基金助成金について
東日本大震災から7年以上が経過した現在も、震災に起因する課題を抱えながら生活をしている子どもたちが数多くいます。その中には支援の手が届かずにいる子どもも少なくありません。そのため、様々な専門性を持つ子ども支援団体が支援対象範囲を拡げ、継続的に活動を続けられるような体制作りが重要です。公益社団法人ハタチ基金は「ハタチ基金助成金」を通じて、被災地にて子ども支援を行う団体の事業を支える助成金を交付し、被災地の子どもの育成を通じて復興に貢献いたします。