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1.【支援団体レポート】
何気ない会話から感じる、子どもたちの大きな進歩
(みなみそうまラーニングセンター)
2.その他のご支援方法について
3. 2017年7月のご寄付のご報告
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7月19日、宮城県にある多賀城高校に、
フィリピンの地方行政の防災担当者の一行が、
防災・減災教育を学ぶため訪れました。
イオン多賀城の駐車場で、津波が押し寄せる
当時の映像を見ながら視察したほか、
同校が市内に設置した津波波高表示板などを巡り歩きました。
また、語学研究部員の生徒が英語で説明を行うなど、
在校生にとっても貴重な機会になったようです。
西ビサヤのサンホセ地方防災管理官
タコドゥイ・フェ・コラゾン・マラヤさん(31)は
「防災マップが素晴らしく、ぜひ取り入れたい。
教訓を伝えることが大事だ」と語りました。
津波防災、高校生に学ぶ フィリピンの視察団
(河北新報 2017/07/20)
http://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201707/20170720_13038.html
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1.【支援団体レポート】
何気ない会話から感じる、子どもたちの大きな進歩
(みなみそうまラーニングセンター)
ハタチ基金の支援事業の一つである「みなみそうまラーニングセンター」は、
福島県南相馬市にて、発達障がいなど様々な課題を抱える子どもたちへ
学習支援や心理ケアを行う施設です。
今回はラーニングセンターに通う、ある子どもの様子と活動の近況をお伝えします。
■
週に4回、ラーニングセンターを利用する中学生の女の子がいます。
彼女が苦手なことは「待つ」ということ。
自分の要求を抑えることが難しく、思い通りにならないと
怒って周囲の人とぶつかってしまうこともたびたびでした。
そんなある日、彼女が職員に自分の要求を訴えてきました。
彼女は何度か頼みましたが、職員は「待ってて」と言います。
その後の会話がこちらです。
彼女「何度も言ったのにどうして(対応してくれないの)?」
職員「今は手が真っ黒だからだよ」
彼女「どうして汚れたの?」
職員「シールをはがしていたからだよ」
彼女「手をきれいにしてからでいい。待ってるから」
彼女は今回、自分の要求がすぐに通らなかったのに、
怒らずに相手の話を聞き理解して「待つ」ということができました。
何気ない会話ですが、彼女にとってとても大きな進歩だったのです。
こうした経験を重ねるうちに、お友だちに対しても
「ごめんね」「ありがとう」と素直に言うことが多くなってきました。
■
東日本大震災前の南相馬市の幼稚園・保育園の在籍予定人数は、
2011年4月では2,313人でしたが、震災と原発事故の影響のため、
5月には167人まで落ち込みました。
その後の放射線量の低減に向けた取り組みや、
保育園料の無料化等の市の施策により、
2017年度の在園児童数は1,310人に回復しています。
震災前の半数強の児童数ですが、
それでも2017年3月時点の待機児童数は100人以上。
働きたくても働けない保護者が多いのが現状です。
そうした状況の中、地域からの要請を受け、
2017年4月にラーニングセンターと同じ施設内に、
定員10名の小規模保育施設:「原町にこにこ保育園」を
開設することになりました。
深刻な保育士不足の状況の中、皆さまのご協力やご支援を受け
開園までたどり着けたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。
この施設で、これからも子どもたちの夢と希望を
つなげていきたいと思っています。
今後も私たちと一緒に、子どもたちの成長を
温かく見守っていただければ幸いです。
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2.その他のご支援方法について
▼呼びかけ人(毎月の継続寄付会員)として毎月支援する
http://www.hatachikikin.com/shien/personal
▼都合に合わせて都度支援する
http://www.hatachikikin.com/shien/tudo/donate
▼ハタチ基金へのご支援に繋がる
「アマネカ・カスタム ハタチ基金チャリティーモデル」
(ブックカバー)が発売中です。※数量限定
http://jerrycole-design.com/amaneca/am-c4/am-c4-charity/
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3. 2017年7月のご寄付のご報告
●寄付金額合計:5,162,148円
○呼びかけ人(継続):3,085,000円 1,296件
(新規3名、退会4名)
○個人(都度):1,053,647円 29件
○法人・団体(都度):1,023,501円 8件
※都度寄付に関しては申込ベースの数値
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