東北から未来の復興を支える社会のリーダーを
未来創造事業(認定特定非営利活動法人カタリバ)

未来創造事業

震災後の課題

震災から4年が経過し、町からは瓦礁が撤去され、学校や医療施設が再建し、ライフラインなどのインフラはほとんど整ってきました。しかしながら、住宅の再建や復興まちづくりは遅々として進まず、いまだに多くの方が仮設住宅で暮らしています。また、安定した雇用が少ないことから、町を離れていく人も後を断ちません。
このような状況の中、子どもたちは自分たちの希望を抑えこんでしまう傾向にあると言われています。子どもたちが震災を理由に夢を諦めることがないように、「悲しみ」を「力」に変えるサポートが必要です。

被災地での活動

未来創造事業では、被災地の中学生・高校生に対し、キャリア学習とプロジェクト学習によるサポートを行っています。震災後の町の課題解決に高校生たちが取り組む「マイプロジェク卜」 に、女川で8名、大槌で6名の生徒が挑戦し、その活動を応援しました。2015年2月に行われた消防庁主催の「防災まちづくり大賞」では大槌の生徒が日本防火・防災協会長賞を受賞。また、マイプロジェク卜で視野を広げ、成長した生徒が防災や町づくりを学ぶ大学に推薦入学を決めるなど、復興を担うリーダーとしての一歩を歩み始めています。

たくさんの人びととの出会いや交流から、育まれる「未来を思い描く力」

2015年3月の「やくそく旅行」には、女川・大槌の中学生21名が上京し、交流学習や企業訪問を行いました。参加した生徒へのアンケー卜では、90%が「やくそく旅行を通して、何か行動したくなった」、95%が「出会いについて考え直すことができた」と回答。同年代の仲間との交流、圏内外で活躍するリーダーとの出会いは、子どもたちが主体的に未来を思い描く力となっています。

未来創造事業2

運営団体について

認定特定非営利活動法人カタリバ

カタリバが取り組む社会課題は、未来を生き抜く意欲や能力が、生まれ育った環境によって左右されてしまうことです。すべての子ども・若者が、自ら思い描いた未来を切り開いていけるために、私たちが育てるのは「生き抜く力」です。
首都圏をはじめ全国では、高校生へのキャリア学習プログラム「カタリ場」を、東北では、東日本大震災で被災した子ども達の放課後学校「コラボ・スクール」を展開しています。

認定特定非営利活動法人カタリバ

住所
〒164-0001
東京都中野区中野5丁目15番2号
電話番号
03-5327-5667
Webサイト
http://www.katariba.or.jp/