代表理事:今村久美
(認定特定非営利活動法人カタリバ 代表理事)
震災の痛みを強さに。
被災地の子どもたちに心を寄せて下さりありがとうございます。震災直後のように、多くの人が町を訪れ、人が行き交う風景を見ることも少なくなってきた今、「被災者とよばれたくない」「かわいそうだと思われたくない」子どもたちからそんな声が聞こえることも、少なくありません。一度地獄を見た子どもたちだからこそ、見えづらくなってきた心の痛みをそっと支えることで、それを強みに変えていけるのではないでしょうか。被災地の人づくりは未来の日本の社会づくりだと思うのです。
理事:能島裕介
(公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン 理事)
全国共通の課題に、最も深刻に取り組むべき時。
メディアから被災地の話題は大きく減りましたが、課題はそこにあり続けます。ハード的復旧が終わり、人口減少下において、如何に強い経済を生んでいくか。そんな全国共通の課題に、最も深刻に取り組まねばならなくなっています。我々の支援の形も、変化しなくてはなりません。地味だけど、継続して活動を続けること。地域の経済に資すること。地域の人々が、「自らを助く」ことを助けること。我々は、公益法人となり、粘り強く、底堅く、伴走していきたいと思います。皆さん、ぜひこれからも一緒に闘って頂けると嬉しいです。
理事:白井智子
(特定非営利活動法人新公益連盟 代表理事)
子どもたちが安心して自分自身でいられる場所を。
皆様の厚いご支援のおかげで、被災地での支援活動をはじめて6年半以上が経ちました。子どもたちが安心して自分自身でいられる場所を得ることが、こんなにも大きな成長をもたらすのかと、感動と感謝でいっぱいです。一方で、震災直後にはまだみられなかった様々な課題が子ども達に重くのしかかっていることもまた、事実です。子ども達への支援を安定的に継続していく決意で、公益社団法人ハタチ基金を設立することができたのも、応援していただいている皆様のおかげです。ひき続き温かいご支援を、どうか宜しくお願い申し上げます。