僕の生まれ育った石巻市の雄勝町はあの日の震災で壊滅的な被害を受けました。
僕は家の近くの山に逃げました。
険しい山道で、足元が悪かったので、 僕は身体が不自由な人たちの手を取ったり、おんぶをしたり、 身体の弱い人を守らなければ、という気持ちになり、必死でした。
先月、その時の一人のお年寄りから手紙が届きました。
あの日のことを感謝しているという文面でした。
僕は人のために役に立った喜びを感じ、とても嬉しい気持ちになりました。
まだ、将来の夢は見つかりませんが、 何か人のために役立つ仕事をしたいと思っています。
そのためにも今は勉強と部活をしっかりしてがんばっていきます。
宮城県中学生の男の子
/ チャンス・フォー・チルドレン