ハタチ基金は現地のニーズをフィードバックしながら、2011年からの20年間、被災地の子どもたちに必要な支援活動をサポートいたします。
サポートした支援団体の活動内容は下記をご覧ください。
※現地での支援を終了している活動もございます。
最新の活動レポートはレポート記事でぜひご覧ください。
地域の担い手育成プログラム 高校生百貨店
NPO法人かぎかっこPROJECT
東北3県の高校生が地元商品をセレクトした合同販売会を2箇所で実施
岩手県・宮城県・福島県の高校生がバイヤーとなり地元商品を発掘し、地元商品と作り手の魅力を発信する販売会を開きました。ラベルのデザインや売り場のレイアウト、広報活動なども高校生たちのアイデアで実践しました。高校生たちは活動を通じて、自分の言葉で地域の魅力を伝えることの難しさと楽しさを学ぶとともに、地元の良さを再認識できました。
居場所機能を備えた学習支援と次世代教育事業
認定NPO法人キッズドア
宮城県仙台市・南三陸町の中高生向け無料学習会を実施
(年間397回、延べ5,000名が参加)
経済的困難を抱える家庭の多い仙台市と、過疎化の進む南三陸町にて、中高生向けの無料学習会を実施しました。学習支援以外にも、キャリア教育や体験活動、季節行事などを行い、様々な人と交流する機会を提供しました。加えて、進路相談や奨学金などの情報提供、食育やICT教育支援にも取り組みました。さらに、支援を受けた卒業生がボランティアに参加するなど、学びの輪が広がり続けています。
ならはこどものあそびば事業
認定NPO法人底上げ
「こころが動く」を大切にできるあそびば
福島県楢葉町を拠点に、3〜10歳の子どもたちが集う遊び場兼居場所「ならはこどものあそびば」の活動を行っています。画材や工作材料を使って創作活動を行ったり、放課後に友達となんでもない会話をしたり、子どもたちが自分たちのやりたいように、やってみたいことを思う存分できるような環境を整えています。子どもたちは「嬉しい・楽しい・嫌だ・悲しい」など様々な感情を共有し合いながら、お互いに助け合って遊びを展開しています。
スタディクーポン提供事業
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン
410名の子どもたちにクーポンを提供
岩手県・宮城県・福島県の経済的困難を抱える家庭の子ども410 名に対して、学習塾や習い事等で利用できるスタディクーポンを提供し、子どもたちの学びを支えました。クーポンを受け取ったおよそ 95%の子どもたちが実際にスタディクーポンを利用し、新たな学びにつながりました。また、大学生ボランティアが定期的に子どもたちの進路・学習・クーポンの使用について相談にのりました。(面談回数:1,094 回)
Collabo×Station
NPO法人トイボックス
放課後児童クラブ含む子どもの居場所を3箇所運営
親子体験イベントを年2回開催
キーホルダーやキャンドルづくりなど、子ども向けワークショップを開催している地域の方に協力いただき、10月と3月に「南相馬キッズフェスタ」を福島県南相馬市で開催しました。(子ども約100名が参加)日頃児童クラブを運営するなかで、保護者が周りの目を気にせずに子どもと過ごせる時間が必要だと感じ「子どもだけでなく保護者の方も楽しめる会」をコンセプトに企画しました。保護者同士のつながりや保護者とスタッフのコミュニケーションも深まる機会となりました。
ハッピーマンデープロジェクト
NPO法人にじいろクレヨン
宮城県石巻市でアートと農園を活かした居場所づくり
(48回開催、266名参加)
毎週月曜日にアートや調理、農園を通した子どもの居場所・遊び場づくりを48回開催し、266名が参加しました。農園では、むかご拾いや芋掘りを行い、アート活動ではお絵描きや陶芸制作に励み、それぞれの活動で子どもたちがいきいきと過ごす様子が見受けられました。また、農園で収穫した野菜を使って何か作りたいという子どもの声から「ラーメン部」を立ち上げ、子どものやってみたいを応援し、笑顔あふれる環境づくりに取り組みました。
医ケア児おやこよりそいチャット / 医ケア児おやこ給食便
認定NPO法人フローレンス
デジタルと対面で支援
メッセージアプリ登録85名、52家庭へ食料品と笑顔をお届け
宮城県仙台市の医療的ケア児とその家族に対し、メッセージアプリでの相談支援(デジタルでのつながり)と、食料品やお弁当の配達を通じての対面支援(リアルでのつながり)の両方を実施しました。また記者会見を行い、医療的ケア児の認知や支援の必要性を訴えました。さらに、医療的ケア児とその家族が情報を得る手段を広げるために、『医療的ケアが必要なお子さんと家族のための支援ガイドブック~仙台版~』を作成しました。
地域の人の知恵を活かし、
地域の力を引き出しつなぐ遊び環境づくり
認定NPO法人冒険あそび場 – せんだい・みやぎネットワーク
宮城県内12カ所で遊び場づくり活動を支援
子どもが遊び育つ環境の拡充
子どもたちの自主性を育みながら、安全に配慮した遊び場の管理と運営を行いました。遊び場では、生き物と触れ合ったり、土遊びや水遊びなど、子どもたちがめいいっぱい外遊びを楽しみました。初めは遊び方がわからない子どもも、遊んでいるうちに「これやってみたい」と話してくれるようになりました。また、遊び場づくりを支援する仲間のネットワーク構築、webサイトにて地域資源と知恵を活かした「かつての遊び」の発信、政策提言なども行いました。
女川向学館
一般社団法人まちとこ
宮城県女川町で延べ7,755名に学びと居場所の提供
子どもたちが安心して学ぶことのできる居場所と機会を提供しました。学習のサポートや工作イベント、企業と連携したキャリア学習プログラムも実施しました。「商売塾」という活動では、小学生が地元の素材を使って商品を考案し、売り方を考え、女川の祭りに出店しました。町民との交流が生まれ、子どもたちが地域にふれながら学び、成長するイベントとなりました。
石巻の地域と高校をつないで行う、
高校生の「自己効力感」と「やってみたい」を育むための教育活動
一般社団法人まちと人と
高校生492名に対して地域で働く大人と出会い、自分の将来について考える機会の提供
高校の授業を活用し、宮城県石巻市で働く若手社会人との対話を通じて自分の将来を考えるキャリア教育プログラムを実施しました。また、実際に地域の事業所にボランティアとして携わる「まきボラ」を実施し、延べ126名の高校生が地域で活動しました。高校生が主体的に地域と関わり自分のことを見つめ直す機会をつくるとともに、次の一歩を踏み出すきっかけとなりました。
みんなの「ホッと&ワクワク」スペース事業
NPO法人まなびのたねネットワーク
高校生や若者の進路や人生を応援!(延べ502名を支援)
「しゅろハウス」には進路や人生など、多様な悩みを持つ高校生から20代前半の若者がやってきます。悩みも思いも異なるなか、多様な大人たちとの出会いや体験を通して、若者たちは自らの意思で次のステージに進んでいます。就職や進学の面接練習、小論文の添削、就職先選び、親子間トラブル、生活面への不安、心身の不調など、しゅろハウスで本音が言える関係性を構築し、得意分野を活かしたチャレンジや次の一歩を踏み出す力を育んでいます。
子どもの希望と意志を育むための居場所づくりと体験活動および地域活動支援事業
NPO法人みやっこベース
延べ1,331名への居場所提供、70回の体験機会づくりを実施
岩手県宮古市の街中にかまえるサードプレイス「みやっこハウス」。小学生から高校生まで、延べ1,331名の子どもたちが日常の居場所として利用しました。遊び場所、悩みの相談、進路に向けた活動など、子どもたちそれぞれのニーズに合わせて、日常の充実感や成長の機会を提供することができました。また、小学生対象の自然体験活動として「みやっこファーム」や「みやっこネイチャークラブ」を実施し、宮古市の自然を思い切り満喫し、子どもたちの好奇心や自己効力感の向上に貢献しました。
福島県の実践型探究学習支援とネットワーク構築・強化
一般社団法人未来の準備室
高校生も大人も、自ら変化する福島の学び。48の輝くプロジェクト。
ボランティアマッチングプラットフォーム『うずうず』にて、計23種類の活動、80人の高校生を支援しました。自ら課題を設定し探究を進める「マイプロジェクト」の実践が最終目標です。並行して、探究学習に取り組む福島県の高校生を鼓舞するため、マイプロジェクトアワード福島県Summitを開催。計48プロジェクト、70名の高校生が学びを共有し、お互いの活動を称え合いました。また、高校生の探究学習に伴走する大人の関わりを精緻化することを意図して、白河市・相馬市にて伴走のモデルづくりを行いました。
人の成長を生み出し、持続可能な地域の未来を築く教育事業
一般社団法人moova
実践的な探究学習を通して、洋野町の高校生が地域とつながる!
岩手県洋野町の高校生が地域の大人との交流を通して地域と接点を持ち、地域社会に参画することを目的に、高校の「総合的な探究の時間」を活用した実践的探究学習プログラムを実施しました。高校生が感じた地域の魅力・課題を起点に探究やアクションを実施し、町内企業への提案をすることで実践的な学びを育み、地域の“人づくり”と“まちづくり”を行いました。