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2014.04.07 1403発行【ハタチ基金メルマガ】みなみそうまラーニングセンターの再出発(みなみそうまラーニングセンター)

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 1403発行【ハタチ基金メルマガ】http://www.hatachikikin.com/
~東日本大震災発生時に0歳だった赤ちゃんが、無事にハタチを迎えるその日まで~
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はじめまして、ハタチ基金事務局の千葉真英です。

1月末からハタチ基金事務局でインターンをしています。
大学1年生です。
私は出身が岩手県大船渡市で、高校2年の終わりに、
東日本大震災を経験しました。

今、これまでの被災者という立場に加え、
支援者の一端を担いつつあることに感激しております。
これから、現地目線での発信を心がけていきますので、
皆様、どうぞよろしくお願いします。

今月は、新しく生まれかわる「みなみそうまラーニングセンター」
についてお届けします。

3月20日、センターに通う子どもたちの小学校で卒業式がありました。

「卒業してからも来たい」

 そう話してくれたのは、卒業式後、
 卒業証書を見せに、センターを訪れた6年生の女の子でした。
 少し照れながら、自分の名前の入った卒業証書をスタッフに見せてくれました。

 以前は勉強嫌いで、スタッフがつきっきりでないと勉強しなかったこの女の子も、
 二人三脚で少しずつ勉強に取り組めるようになっていました。

 そして最近では、よりお姉さんらしくなり、
 自分の勉強だけでなく下級生に勉強を教えたり、
 わからない所を自主的に調べたりするようになりました。

 ここで自信を取り戻した影響からか、不安定だった仮設住宅での生活も、
 見違えるほど安定し、家族全体が落ちつきました、とお母さんはふりかえります。

 何を最優先にすべきかが誰にもわからなかった震災後、
 恐れを乗り越える勇気で活動をしてきたラーニングセンターは、
 今、子どもたちや保護者にとってかけがえのない居場所となっています。

 みなみそうまラーニングセンターは発達障害の子どもたちが、
 学習支援・心理ケア・小集団での社会スキルトレーニングなどを受け、
「生きるために必要なことを学ぶ場所」です。

 現地での子どもたち、保護者の方のニーズはますます高まってきており、
 新規でのお問い合わせや、通所希望のご相談にいらっしゃる方が後をたちません。

 またラーニングセンターで自信を取り戻し、中学校に進級する子どもたちも、
 自分の意思で「中学に入ってからもラーニングセンターで勉強したい」「悩みを聞いてほしい」
 と通い続けることを希望しています。

 子どもを外で遊ばせる事に不安があった地域住民1600名の署名により
 2012年8月14日に開園した「ふくしまインドアパーク南相馬園」

 ふくしまインドアパークは東日本大震災での放射線問題が長期化するに伴い、
「どこの公園が除染済みなのかわからない」
「除染済みの公園でも放射線量が元に戻っているのではないか」
 という未就学児の親御さんの声から、

「福島の子ども達に思いっきり遊べる場所をプレゼントしたい」との想いで
 郡山と南相馬にオープンしました。

 その後、「南相馬の子ども達の遊び環境を良くしたい」と、
 地域住民と一緒に活動してきました。

 その想いが市へ伝わり、ふくしまインドアパーク南相馬園よりも大規模な、
 行政による新しい屋内公園の整備が決まりました。

 そのため、「南相馬の地域のお子さんに安心して遊べる場所を提供する」
 というインドアパークの役割は終了したと考え、
 2月末をもって運営を終了しました。

 ※ふくしまインドアパーク郡山園は運営を継続致します。

 そしてこの場所で、施設規模の問題で日増しに高まってきた子どもたちや
 保護者の方のニーズに応えきれなくなることが危惧されていた
「みなみそうまラーニングセンター」が、
 より多くの子どもたちを受け入れる施設として、二ヶ所目をオープンします。

 本格開所は今年5月頃の予定です。

 広い施設での活動が可能になった「みなみそうまラーニングセンター」は、
 中学生の受け入れも可能になり、冒頭に紹介した

「卒業してからも来たい」

 という声に応えることを、皆様の温かいお力添えにより実現することができました。

 本当にありがとうございます。

= = = = =

教育における、生徒の「成功体験の積み重ね」や「自己肯定感の向上」は、
スタッフと生徒の長い時間をかけた信頼関係を軸に築かれていきます。

 ラーニングセンターに通う、より多くの子ども達が
「自分に自信をもつ」ということを経験できるように、
 皆様からの継続的なご支援をいただければと思います。

  ▼みなみそうまラーニングセンターwebサイト
   http://www.npotoybox.jp/fukushima/

  ▼光文社「VERY」4月号に、ラーニングセンター代表白井智子と
   タレント小島慶子さんの対談「フィンランドの選択、南相馬の挑戦
   『グレーゾーン』の子どもたちに私たちのできること」が掲載
   されています。ぜひご覧ください。
   http://www.npotoybox.jp/fukushima/blog/

  ▼光文社「女性自身」4月8日号「シリーズ人間」に
   みなみそうまラーニングセンターの特集が掲載されました。

  ▼ふくしまインドアパークwebサイト
   http://fukushima-indoorpark.jp

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